単純に暇でありたい。

音楽トーク等

単純に暇でありたい。

【会話劇】結成したものの始動しなかったバンド

 

奏雨「ヴィジュアル系に興味を持ってから、思った事があるんやけど」

雪乃「どしたの？」

奏雨「解散早くない？」

浅水「そんなもんだよ。勿論、長く続くことが大事なのかも知れないけどね」

奏雨「んー、だって『始動したこのバンド気になる！』っち思っても、『でも、すぐ解散するんじゃ……』て感じで、危惧するっち言うか」

雪乃「ライブに行って応援するファンが居てこそなんだけど、まあでもそんなに作品出さずに解散するヴィジュアル系は意外と居るよね～」

浅水「活動しただけでも良いことなんじゃない？」

奏雨「え、どー言うこと？」

浅水「発表したのに始動しなかったバンドが居るから」

奏雨「そんなバンドおると?!」

浅水「と言っても私が知ってる限りでは1つのユニットと2つバンドだけなんだけど……雪乃、分かる？」

雪乃「ユニットと1バンドなら、たぶんあのユニットとあのバンドなんだろうな～(汗)」

奏雨「安居院、分かるんやね」

雪乃「んー、ホントに当たってるか分かんないよ？　あと1つは何だろ」

浅水「じゃあ、雪乃の予想が当たってるか、紹介して行こっか」

絶対的メメント

浅水「まずは絶対的メメントだね」

雪乃「当たった！　ホント、あの発表にはビックリしたよ」

浅水「FEELのIPPEIさんとex-Λucifer（リュシフェル）のMAKOTOさんによる2人組のユニットとして2017年に始動して、ホームページにはMAKOTOさんがめちゃ支持されているタイの言語も記載されているよ」

奏雨「ホームページのデザインは蛍光色を用いたネオンな感じが中々好みやね。どんなコンセプトで活動する予定やったんやろっか」

雪乃「気になるよねぇ。でも、最初のライブをする前にMAKOTOさんが脱退発表しちゃってね」

浅水「ライブをやったのか不明だけど、MAKOTOさん脱退後もIPPEIさんは活動継続を宣言してたよ」

奏雨「でも、ホームページ見る限り動いてなさそうやね」

浅水「そ。2018年以降活動が止まっていて、X（旧Twitter）プロフィール欄には『男女ボーカルの募集』をしてるみたいなんだけど、特に進展無いみたい」

雪乃「公式のポストは活動停止から約3年後の2021年ツイートをしてるね。でもMVのアーカイブ公開ってだけで、以降何も無いまま2年経過しているんだねぇ」

奏雨「カッコイイ曲やっとったんやね、なんで始動前にこんなことになったんやか。勿体ないなー」

浅水「いずれ活動再開することを期待しておこっか。まだホームページもXアカウントも消えてないし」

奏雨「メンバーは各々活動しよる感じなん？」

雪乃「IPPEIさんは確か彩冷える葵さんのソロプロジェクト「168」のサポートメンバーとして参加してるよね」

浅水「だね。MAKOTOさんは歌手活動やりつつ、ダイニングバーを経営してるみたい」

the droop

浅水「次はthe droopだね」

雪乃「お、これも当たってた」

浅水「元baroque（バロック）*1の晃さんと元La'Mule（ラムール）のISUKEさんを中心に2015年に結成したバンドで、再始動したはずのbaroqueを離れた晃さんが約三年を経て音楽活動を再開したから、当時は期待と不安の声が入り混じってたね」

奏雨「baroqueはオサレ系の元祖のようなバンドよね、わたしも知っとーよ。そういや何で晃さんはbaroqueを辞めたん？」

雪乃「作曲方法が圭さんと晃さんとで違っていて、晃さんのアナログすぎる作曲方法に圭さんがおかんむりになったみたい。それで晃さんがバンドを出て行って……喧嘩別れってやつだねぇ」

www.barks.jp

奏雨「そんな離脱あるんや。作曲のやり方なんてDTMが主流とは言え、十人十色のハズなのに」

浅水「けど、このthe droop始動して半月後くらいに圭さんは同じくbaroqueの怜さんと共に晃さんと話し合ったらしいよ。関係は修復したみたいで、バンドに戻ることは無いけど、音楽活動に協力する旨を伝えたみたい」

奏雨「へえ、修復できたんやったら良かったね。……でも、そんなthe droopは始動せんかったんよね？」

浅水「本来なら2016年にライブやって「DARK」という音源を配布する段取りまで進んでたらしいけど、何があったのかボーカルのkikuさんが諸事情により活動困難になって離脱して、活動が白紙になるんだよね」

natalie.mu

雪乃「詳しくは分からないけど、何かあったみたいだよねぇ。あったとしても憶測でしかないし。あと、始動のニュース記事見たけど、デザインがDÄLLE（ダル）に似てるねぇ」

浅水「ちなみに活動白紙については、メンバーだったISUKEさんがXアカウントで発信していたよ。アカウントを作り直したのか、元ポストは消えているけどね」

奏雨「へぇ。ところで、活動が白紙になった後っち、メンバーは音楽活動しよると？」

浅水「ISUKEさんは活発的ではないけど、セッションバンドの参加等してるみたいだね。晃さんはこのバンドが停止して以降、表立って活動してないみたい」

奏雨「そっかぁ。晃さんの音楽、まだまだ聴いてみたかったな」

雪乃「だよね。ところで、the droopってDroog（ドルーグ）に名前が似てるね」

浅水「雪乃は似てるもの見つけるの上手いね、さっきから(苦笑)」

Garson

浅水「最後に紹介するのはGarson（ギャルソン）だね」

雪乃「あ、居たねGarson！　確か、DELUHI（デルヒ）解散後にAggyさんが結成したバンドだよね？」

浅水「そ。このバンドではAggyさんはカミヤリョウ名義で、ベースを持たずボーカルに専念しているんだけどね。メンバーはメロデスバンドのGYZE（ギゼ）を率いていたよ」

雪乃「え！　GYZEのメンバーなの?!　知らなかったな～。時期的にまだARUTAさん参加前だよね」

浅水「だね。そんな強力な布陣のGarsonは2012年の5月に結成して、ViSULOG主催ライブ『HYSTERIC CIRCUS』にて始動するはずだったけど……まったく動きが無くて、同年10月に解散したみたい」

奏雨「そーなんや。理由は何やったん？」

浅水「解散についてはAggyさんがXで発信していて、音楽性の相違としか書かれてないんだよね」

雪乃「そういえば、DELUHIもAggyさん脱退に伴い解散したよね。このバンドもちゃんと始動せずに解散して、ファンは呆れたんじゃない？」

浅水「実際、DELIHIのファンだった人たちはAggyさん宛てに非難のリプライを多く飛ばしてたよ。見ていてキツくなるような内容もあったけど、GarsonのメンバーだったRYOJIさんがそんなリプライを送ったファンに対して『（Aggyさんは）僕たちには上下関係等なく、"タメぐちで接して良いからね"と柔和に対応してくれた』って、擁護していたね」

奏雨「音楽性の相違で解散したみたいやけど、メンバー間で不和が生じたとかやないみたいやね」

浅水「その後のAggyさんなんだけど、ベーシストとして2016年にかつてのバンドメイトだったJuriさんと12012の酒井洋明さんらとZERO MIND INFINITYを結成して、2017年の末に活動停止。breakin' holidayへと生まれ変わって、今でも活動しているよ」

www.breakin-holiday.tokyo

雪乃「Juriさんとバンドやってるんだ！　えーっと……（スマホで調べながら）ドラムのKAJIさんが脱退して、元DELUHIのSujkさんがサポートとして参加。……ってほぼDELUHIじゃん?!」

奏雨「えっと、他のメンバーはそのGYZEっち言うバンドをやりよると？」

浅水「その後、RYOJIさんとSHUJIさんはGYZEで活動してたよ。ベースのSHOGOさんは途中で脱退してARUTAさんが加入、SHUJIさんは一時離脱したけど今は復帰して、SHINKAIさんが加入して音楽性が変な方向に行って、バンド名もRYUJINに改名して。で、SHINKAIさんが離脱して……正直、何がなんだか(苦笑)」

奏雨「な、なんか凄いことになっとーね……(汗)」

浅水「始動しなかったバンドを3つ紹介したけど、どうだった？」

奏雨「バンドは結成するだけやなくって、次の段階があるんやなーっち思った。やけん、すぐ解散するバンドでも、活動していることは凄いことなんやね」

雪乃「だねぇ。浅水が3つを紹介しただけで、他にも始動しなかったバンドっていっぱい居るのかなあ」

浅水「居ると思うよ。でも今後、始動前に終わるなんてバンドが現れないことを願うよ」

*1:当時の表記。怜と圭の二人体制になってBAROQUEに表記変更